おなかの赤ちゃんとママの266日|妊娠9カ月(32~35週)①

皮下脂肪をつけてエネルギーを蓄え、頭を外の世界への扉に向ける

大忙しだった体作りが完成に近づき、一段落。皮下脂肪を蓄え始め、この時期からお誕生までに、体脂肪を約2倍に増やします。脂肪は、お産の時に赤ちゃん自身、がんばるためのエネルギーに。また、暖かいママのおなかの中とは違う外の世界で体温を維持するためにも、なくてはならないものです。
そしてほとんどの赤ちゃんが、頭を下に向けて落ち着きます。頭が上の逆子の場合、向きを直す体操を健診で指導されるはず。子宮の形など、何か赤ちゃんにとって頭が上の方が落ち着く理由があるのかもしれませんが、体操によってクルンと回ってくれることもあります。

コミュニケーションの練習もしている

表情が豊かになってきて、泣いているようなお顔を見せることもあります。快や不快が表情に表れているのかどうかはわかりませんが、おなかのなかにいるうちから、笑う練習、泣く練習もしていると考えていいでしょう。それは、産まれてから、ママやパパに気持ちを伝え、わかってもらうため。「おなかがすいた」と訴えるなど、生きるために必要な表現力をしっかりマスターしてから産まれてくるのです。ママがおなかをトントンとたたくと、そちらに顔を向けて「何?」というような表情になることも。まさにコミュニケーションですね。
赤ちゃんのとって子宮はもう狭く、なかなか自由に動き回れなくなるため、1回の検査中にいろいろな方向から赤ちゃんを見ることはできなくなります。まずは、頭を子宮口のほうに向けていることがわかると、一安心ですね。顔や体のパーツは、どこを映してももう立派にできあがっています。