流産・切迫流産①

初期の流産は胎児側の原因がほとんど

多くの場合、妊娠から出産まで順調に進みますが、時には思わぬトラブルが。年齢が高くなるほど起こりやすくなるので注意が必要です。
妊娠初期で気をつけたいのは流産です。流産は、受精卵が着床して赤ちゃんは育ち始めるまのの、妊娠22週未満に何らかの理由で死亡してしまい、妊娠が継続できなくなることをいいます。妊婦さんの約15%に見られ、ほとんどは妊娠8週以前に起こります。初期の原因の8割以上は胎児側にあり、多くは染色体異常や遺伝子病などです。30歳以降の妊娠は、胎児の染色体異常が増えてくるので、流産率も上がってきます。赤ちゃんが原因で起こる初期の流産は防ぐことができません。
妊娠12週以降、胎盤ができてくると流産は減ってきますが、起こる危険性はあり、母体側の原因には、子宮の形態異常、子宮筋腫、黄体機能不全などがあります。また、体質的に子宮の入口が開きやすい子宮頸管無力症の人もいます。その場合は、妊娠4~5カ月ごろ、子宮頸管をテープで結ぶ手術を受けるといいでしょう。手術は20~30分で終わりますが、術後の様子を見るために入院が必要です。流産を2回繰り返すことを反復流産、3回以上繰り返すことを習慣流産といいます。