妊娠後期のあなたに|妊娠後期の危険信号は?②

出血をみたとき

妊娠後期におなかの痛みは全くなく、突然、多量の出血をみることがあります。こんなときは前置胎盤を疑わなければなりません。胎盤は赤ちゃんが子宮口から出るのにじゃまにならないよう、子宮口から遠いところにあるのが普通です。ところが、何かの原因で胎盤が子宮口をふさぐような位置についてしまうことがあります。このような状態を前置胎盤といいます。
お産が始まると子宮口が広がってきますから、子宮口をふさいでいる胎盤がはがれて出血します。正常なお産では胎盤がはがれて出血すると、子宮が収縮し、それにともなって子宮の血管も収縮するので、出血はまもなく止まり、量も少なくてすみます。ところが、前置胎盤では、胎盤がはがれたとき、子宮のなかにはまだ赤ちゃんがおり、子宮が収縮することができません。したがって子宮の血管も収縮できず、大出血を起こしてしまうのです。前置胎盤を早期に発見するのは大変難しいのです。ただ、7カ月ころから少量の出血をみ、ることがあります。出血があったときは少量だからと油断せず、必ず医師の診断を受けるようにいましょう。早くわかれば、帝王切開で無事出産にこぎつけることができます。症状によっては、自然分娩で出産できる場合もあります。前置胎盤は、はじめてのお産より、2度目、3度目のほうが多くみられます。また、人工中絶をたびたび受けた人も発生の確率が高くなります。