妊娠中期のあなたへ|妊娠中期の危険信号は②

羊水過多症

正常な妊娠の際の羊水の量は800ミリリットル以内です。これが必要以上に多くなり、おなかが大きくなるのが羊水過多で妊娠中期になりやすいです。羊水が多すぎると、足がむくんだり、静脈瘤ができやすくなります。症状が重くなると、呼吸困難や悪心、嘔吐などの症状もあらわれます。急性の場合には流産や早産を誘発する危険もあります。胎児の側からは、いつまでも胎児が決まらず、骨盤位(さかご)、横位などの胎位異常を起こしやすくなります。分娩の際、微弱陣痛、弛緩出血のおそれも出てきます。早期破水を起こしやすく、そのとき臍帯だけ出てしまうという例もあります。原因は、多くの場合、胎児の側にあるといわれますがはっきりわかっていません。多胎妊娠、胎児奇形の場合もあり、母体に糖尿病がある場合の発生率が高いといわれます。軽症の場合は医師の指示に従って安静にし、食事療法や薬剤による治療をしながら様子をみます。医師が必要と認めた場合は、長い針を刺して、羊水穿刺の場合は、当然のことながら、母体と胎児に対する安全性をじゅうぶん確認した上で、検査の技術的なむずかしさを考慮して、熟練した医師が行うことが大切です。