出産と産褥期|産後に気をつけたい病気①

後陣痛

出産がすむと、子宮は収縮して小さくなりますが、その際に生理痛に似た痛みを感じることがあります。後陣痛とか、あとばらとかいいますが、とくに授乳時に痛みを感じます。
乳首を赤ちゃんに吸われると、子宮の収縮が促されるためですが、不思議なことに、経産婦のほうが初産婦より強く感じます。
普通、数日でおさまりますが、痛みが強いと感じたら、医師などに申し出れば、鎮痛剤を投与されることもあります。子宮収縮剤を服用している場合は、やはり医師に伝え、子宮収縮のよい場合には中止してもいいと思います。

産褥性器感染症

出産の過程で生じた子宮や産道の傷に、細菌が潜入して起こる感染症です。出産後2~5日目くらいに、38℃以上の高熱が出て、とくに下腹部が痛みます。
昔は、出産の合併症として産褥熱といわれ、非常に恐れられました。事実、命を落とす産婦も多かったのですが、医療技術の飛躍的な進歩で、今はほとんどみられなくなりました。
医療技術の進歩とは、分娩時の清潔保持、悪露のあるあいだの処理、抗生物質の適切な投与などをいいますが、いくら進歩したからといえ、油断は絶対に禁物です。
出血がひどい、分娩まで時間がかかったという場合は、細菌感染が起きやすいので、悪露の始末はこまめに行い、局部の清潔に神経を使わなければなりません。また、休養と栄養を十分にとり、体力の回復に万全を期しましょう。

妊娠中の夏場は食欲が落ち免疫力も低下しやすいので、食べ物と飲み物を工夫しましょう。