妊娠の仕組みとマタニティライフ|持病のある人のマタニティライフと出産

持病がある人は妊娠前に医師に相談する③

(肝臓病)

妊娠中は肝臓への負担が増加しますから、もともと慢性肝炎だったり、急性肝炎にかかったりしたときには、急速に悪くなる場合も珍しくありません。
こうした際には、注意を払うのはもちろんですが、高たんぱく、高カロリーの食事療法と安静が必要です。

症状の進み具合によっては、残念ながら妊娠をあきらめなければなりません。
とくに、慢性肝炎がある場合には、妊娠は避けたほうが無難です。

(慢性腎炎)

妊娠すると、腎臓への負担が大きくなり、腎炎は必ずといってよいほど悪化します。
また、高血圧症と同じように、妊娠中毒症を併発しやすくなります。

症状の軽い人なら、普段の生活で塩分を控えるなどの、健康管理を徹底的にすれば、妊娠や出産も可能ですが、慢性腎炎の場合には、さけたほうがいいでしょう。
しかし、この病気は、時期がくれば完治するわけではありめせんので、どうしても子どもが欲しいという人は、妊娠前に腎臓機能検査をして、妊娠分娩が可能かどうか決めてもらいます。
もちろん、症状によっては、母体の生命が危険にさらされる場合もあるので、慎重な検討が必要です。
妊娠してもよいという結論がでたら、通常の妊娠検診よりも短い間隔で定期的に診てもらい、異常の早期発見に万全を期しましょう。

減塩食を中心とした食事療法をさらに徹底し、妊娠中の太り過ぎにも注意を払わなくてはいけません。
医師の同意を得ても、症状の進み方によっては、母体を救うために、人工中絶をしなくてはならないことも、覚悟する必要があります。