妊娠のしくみとマタニティライフ|持病のある人のマタニティライフと出産②

持病がある人は妊娠前に医師に相談する

(高血圧)

比較的軽い場合には、母体や胎児への影響はさほど心配いりませんので、妊娠しても大丈夫です。
それでも、妊娠前に心臓や腎臓、また肝臓の機能低下や眼底に、異常がないかどうかを確かめてもらったほうが安全です。

いちじるしい高血圧で、多少なりとも肝臓機能に障害がみられると、妊娠中中毒症になりやすく、むくみや大量のたんぱく尿がでたりして、母体ばかりか胎児にも悪影響が現れます。できたら妊娠は避けたほうが賢明でしょう。
いずれにしても、高血圧の人は症状が進行するようでしたら、なるべく安静に努め、カロリー制限や食塩制限を励行します。
降圧剤の服用も効果がありますが、やはり大事なのは安静と食事療法です。

(糖尿病)

糖尿病は、妊娠すると悪化の症状がみえ、胎児にもいろいろな影響がでます。
しかし、最近では治療法も進歩しましたのでよほどの重症でないかぎり、治療を続行しながら出産する例が多いようです。

妊娠中はお医者さんの指導にしたがって、食事制限や食事療法に努めます。
なんといっても、治療の第一は食事療法ですから、いやがらずに我慢して続けることが何よりも大切です。
また、妊娠中毒症になりやすい傾向がありますから、塩分のとりすぎにも十分に気を付けましょう。

母体が糖尿病にかかっていると、何らかの障害があったり、4000kg以上の巨大児が産まれやすくなります。
抵抗力が弱く、出産前後に死亡する率が高いため、新生児の管理体制が整備している総合病院などでの出産を、おすすめします。