胎児期の脳の成長は最速!脳の神経回路の「質」と「量」を増やす

脳の神経回路の「質」と「量」を増やす

日本人の場合、成人男性の脳は、約1400〜1500gです。成人女性の脳は、約1350〜1450gです。
体重については、8割以上が男女を含めて50〜70kg内に入ります。
つまり、大人の体重に占める脳の重さは、2〜3%ということになります。
この2〜3%という数字は、とても少ないと思われるでしょう。
それでも脳細胞も神経回路の数もあらゆる動物の中でトップなのです。
だからこそ、人間は脳細胞を活性化して、神経回路の数を増やさなければいけないのです。
そうしないと、地球上に人間が存在する意義がなくなるとされています。

大事なのは、神経回路の「質」と「量」なのです。

人間の脳は、刺激を受ければ受けるほど重くなっていきます。
過去の時代は変化がゆったりしていたから、脳の重さが比較的軽かったのです。
たとえば、夏目漱石の脳の重さは1425gで当時としては重かったのですが、彼の脳も現代では重い方には入りません。
現代の人々がもし、100年前に生きていたら、大秀才だったでしょう。
現代人はそれだけの多くの神経回路をもっているのです。

生後一年が脳の密度がもっとも高い時期

ところで、新生児の体重は、通常3000g前後です。
このときの脳の重さは、300〜400g。体重に占める脳の割合でいうと、何と体重の10%以上が脳なのです。
これは注目すべきことであり、驚くべきことです。

そして3歳までの幼児期に、脳は1200〜1300gまで急成長します。
3歳までに、脳は量的には大人の80〜90%の水準に達してしまいます。
だからこそ、人間の赤ちゃんは、3歳程度で基本的なことを身に付けられるのです。
また、母国語を一つ以上、場合によっては二つ以上の言葉を話し始めることができるのです。

脳の質と量が急激に成長するのは、乳幼児期と児童期です。
その時期こそ、人間の 脳の基礎力形成にとって大変重要なのです。
もちろん、遺伝子DNAの質が良い方が望ましいでしょう。

それ以上に妊娠期の胎内環境のほうが、子どもの能力を大きく左右します。

生後のある一定期間に十分な刺激と十分な教育環境を与えましょう。
それをしなければ、脳の神経回路の生成が遅れます。
未発達状態になってしまう可能性が高いといえます。

人間の最大の特徴は脳の存在

妊娠したら、胎児がすくすく成長するようにサポートするのがお母さんの力です。
とくに、脳の発達をサポートして、知的障害を起こさないようにすることです。
このことが何よりも重要なことだと認識してください。

人間の最大の特徴は脳の存在にあります。

私たち人間は動物の一種であり、ほ乳類のなかの霊長目類に属しています。同じ仲間としてチンパンジーやオランウータンなどがいます。
これらはDNAとしては、みなほとんど同じです。
また、地球上で人間より大きい動物はたくさんいます。
たとえば、ゾウやライオンです。
さらに、クジラは海に生息していますが、同じほ乳類の仲間です。
しかし、それらの動物が人間より活躍しているとは、どうしても考えにくいのです。

次回は、神経回路をつなぐカギについてお伝えします。