トラブル解決&不安を解消⑦

切迫流産の9割が妊娠を継続できる

赤ちゃんが外の世界では生きられないくらい早い段階(妊娠22週未満)で、自然に子宮から娩出されてしまうことを流産といいます。このうち妊娠12週未満の流産を早期流産といい、流産の約9割はこの早期流産です。早期流産の原因は、そのほとんどが胎児の染色体異常によるものなので「あのとき転んでおなかを打ったから」「妊娠に気づかず、風邪薬を飲んでしまったから」などとママ自身が自分を責めたり、責任を感じる必要はありません。
妊娠12~21週に起こる流産を後期流産といいます。後期流産は、母体の健康情や子宮奇形、子宮筋腫、子宮頸管無力症、感染症などの病気や腹部を打つなど外からの刺激が原因になることが多いようです。妊娠22週未満で赤ちゃんが育たなくなる流産は珍しいいことではなく、妊娠した人の1割程度は経験しているといわれています。
出血など流産の兆候はあるけれど、流産には至らず胎児が持ちこたえている状態を切迫流産といいます。ピンク色や茶色のおりものが続いたり、少量の出血がダラダラと続いたりします。しかし胎児の心拍が確認されて、子宮口も閉じた状態であれば、出血があってもほとんどの場合、安静にしたり、子宮の張り止めの薬を服用することなどで妊娠を継続できます。実際、切迫流産と診断されても9割以上は妊娠を継続できるというデータもあります。切迫流産の原因のすべてはまだわかっていませんが、感染症、胎盤位置以上などさまざま。切迫流産で出血を起こすのは母体側の子宮内膜(脱落膜)と胎児側の絨毛膜(胎盤をつくる組織)が接している面。脱落膜の厚みが十分でなかったり、絨毛膜が脱落膜にもぐりこむ勢いが弱いと、着床がうまくいかず出血を起こしやすいのです。

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