妊娠判明期|ちょっと気になる遺伝の話②

遺伝による病気が心配なとき

遺伝に関わる病気には、いくつかの形があります。1つの遺伝子のために病気になるもの、複数の遺伝子が関わっているもの。また、常染色体の優性・劣勢遺伝、性染色体の劣性遺伝などさまざまです。性染色体の劣性遺伝では、女性の性染色体の1本に病気の遺伝子がある場合は、もう1本の性染色体がカバーするので発病しませんが、その遺伝子をもつキャリアになります。そして、正常な遺伝子を持つ男性とのあいだに子どもができた場合、男の子はX染色体を1本しかもたないので、病気のあるXのほうを受け継ぐと胎児の成長中に発病してしまいます。
弾性だけが影響を受けるこのような遺伝を「伴性遺伝」といいます。代表的な遺伝病には、血友病、デュシャンヌ型筋ジストロフィーなどがあります。B型・C型肝炎、ATL(成人T細胞白血病)の遺伝を心配する人もいますが、これらは遺伝ではなく、ウイルス性の病気です。また、ダウン症に関しては、ほとんどが遺伝によるものではありません。卵子が細胞分裂する、ごく初期の段階で、23対中の21番目の染色体が、2本ではなく3本になったために起こります。高齢出産になるほど、その確率は高くなりますが、若い人の妊娠でもある程度の確率で起こるものです。

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